つ~ことで、今回から久しぶりのペチャブン方面周回編に入ります。
まあ、途中&最後の方で遺跡がいっぱい出てきますが、そのあたりはサクッと連発するかもです。

逆引き検索 / search from map

Googleマップから直接探せます。ぱっと見た目で探すならここから。

アマタナコンの食事処 / Restaurant in Amatanakorn

アマタナコンの飯屋を検索しても、一部の有名な日本料理屋以外ほとんど引っかからないので、備忘録としてまとめてみました。
アマタナコンに来た時に参考にしてみていただければ幸いです。
&情報あれば教えてください。

30.11.13

Ku Ban Daeng / Maha Sarakham

さて、場所は変わってマハーサーンラカーム県南部。
このあたりを縦断する幹線道路、2045号線を北上していると、左手にクメール遺跡が見えてきます。
もちろん、そんなに存在を主張しているわけではないので、気にしていないとスルーしてしまいそうですが、タイ語の看板でかろうじて存在が確認できます。


これが遺跡を正面から見たところです。
3つの祠堂以外はほぼ皆無の遺跡ですが、手前の案内図といい、綺麗に刈り込まれた芝といい、結構手入れされているようですね。


こちらのパネルは全体図を表しているみたいです。
当然ながら、祠堂以外に構造物は存在しないようです。
一応、周りにはバライもあるようですね。


で、隣のパネルは解説の図です。
遺跡の名前はクーバーンデーン(กู่บ้านแดง)と言うようです。
解説の内容は…まあ英語を解読してください。


ということで、改めて祠堂正面から見てみました。
ぱっと目につく仏像がちょっと気になりますが、バランスはなかなかですね。


と言うことで、中央祠堂のアップです。
ラテライトで構成された石組は、屋根の部分まで伸びています。
さすがにレリーフはほぼ皆無のようです。


で、行く手を拒むように安置されているこの仏像…
よく見たらヨニの上にお座りではないですか!
ヨニの上といったら、リンガと決まっているんですが、ヒンドゥー寺院の乗っ取りを意味するのでしょうか?
それとも、このお方はシヴァ神の化身ってこと?
と、上を見ると、こんなところにまぐさ石があるではないですか!


アップでの画像です。
正直、まぐさ石の真贋を見極める目を持っていないので、何とも言えませんが…
レプリカですかね?
磨耗が激しいのか、作りこみが雑なのかはわかりません。


こちらは左の祠堂です。
祠堂と言うには規模が小さすぎますし、ほぼ崩壊していて、左右の壁の一部しか残っていません。


こちらは右の祠堂です。
一応入口のフレームもあり、その上にもラテライトが積みあがっていますが、まあ反対側のやつと50歩100歩ですね。


ちなみに、遺跡南側にあるバライを見てみようかと覗いてみたのですが…
鉄条網で囲われていて、しかもその先は、ただの荒地にしか見えませんでした…orz


せっかくなので、遺跡裏側からも見てみました。
まあ、皆様の予想を裏切らない、のっぺりとした見た目をしていますね。


Apr./'12
★☆☆☆☆:行くか行かないかはお任せします…
寸評
幹線通り沿いにあるので、それなりに行きやすいとは思いますが…
なんせ、マイナー県の、さらに地方の、しかも集落から離れたところにあるので、なかなか行きつくのは難しそうです。
近くの有名な観光地と言えば、本県一の有名な仏塔、Phra That Na Dunなんですけど、ここからも20kmぐらい離れているんですよね。
まあ、2045線を通った際には、ついでに寄ってみてくださいぐらいとしか言えませんね。

Google earth 座標(分かるやつだけね)

 15°48'05.95" N
103°20'35.66" E


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24.11.13

Ku Phon Rakhang / Roi Et

先ほどのクーカーシンのすぐ裏手(500mぐらいかな)のところに、もう一つクーポーンラカン(กู่โพนระฆัง)というクメール遺跡があります。


入ってきた場所の都合上、丁度バライ側に来てしまったようです。
で、バライ越しに見えるのが、今回の主役の施療院です。


とりあえず、無理やり草むらをかき分け(大げさ?)遺跡正面側に来てみました。
手前に木々が生い茂っているため、よく見えませんね。


こちらが入口部のアップです。
崩れ方が半端ないですね。


入口脇には、一応入口を象っていたであろう、フレーム部が無造作に立てかけてあります。


内部はにはなぜかヨニが置かれています。
入るのに邪魔なんだけどな〜


ということで、境内に入って見ました。
メイン祠堂以外は、ほぼ皆無の状態に見えます。
ただ…
先のカシンの祠堂が、ことごとく塔の形を呈していなかったため、ちょっと嬉しくなりますね。


取りあえず斜め前から祠堂を見上げてみました。
う〜ん、塔の形があるというか、一部の壁が残っているだけみたいですね。
周り中につっかえ棒がありますが、これがないと崩壊目前なんでしょう…
修復するほど予算がないための、取りあえずの応急処置なんでしょうかね?


こちらは正面からの眺めです。
入口の先には、向こう側が見えている…
内部の状況も予想できますね。


入口上には、だいぶ磨耗していますが、ちゃんとまぐさ石があります。
ここでもやっぱりカーラさんが主張しています。


内部を覗いてみますと…
草が生えまくりですね。
まったくメンテされている形跡がありません。
タンブーンなんか夢また夢…


こちらは経蔵の入口です。
こちらの壁の傾き方もやばそうですね。


他にも境内には、そこらじゅうにパーツが転がっています。


これは…
水でも流してなにかするのでしょうか?


こちらは壁か屋根の飾りでしょうか…
これだけあれば、結構まともに修復できないかな〜
なんて思えるぐらいです。


Apr./'12
★☆☆☆☆:行くか行かないかはお任せします…
寸評
遺跡の規模としては、まあ大したことはありません。
小さな集落の端にひっそりと佇んでいる、半分忘れ去られた遺跡と言った感じです。
もちろんここだけのために来る理由はほとんどありませんが、側のカシンと合わせてくる分にはいいのではないでしょうか。
それに、手つかずと言うことは、逆に当時の面影をそのまま残している…とも取れますしね。

Google earth 座標(分かるやつだけね)

 15°34'38.02" N
103°40'46.07" E


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17.11.13

Wat Bunpha Ku Kasing / Roi Et

ロイエット南部スワンナプーム郡。
このあたりで有名なクメール遺跡と言うと、以前紹介したことのあるWat Ku Phra Konaなんかがありますが、実はちょっと脇道に入ったところに、もう一つ大きなクメール遺跡があったりします。
実は以前このあたりに来た時も、看板があったんで存在は知っていたんですが…
なんせタイのちょっと脇道に…に騙されてひどい目にあったことが何度あることか。
この場合も、がっつり20kmぐらいあります。
もちろん距離の表示なんかなしです。
ということで、ここがワットブーンパークーカーシン(วัดบูงพากู่กาสิงห์)というお寺です。



で、その境内にあるのが、クーカーシンというクメール遺跡になります。
少なくとも、遺跡の規模だけでいえば、クープラコナよりもデカそうですね。



こちらは正面からの図です。



脇にもしっかりとレリーフがあって、なかなかいいですね。



で、いつも通り入口のフレーム越しに、内部を覗いてみました。



境内はこんな感じです。
入口からの距離がないので、パノラマで無理やり全景を写してみました。
でも、広さは感じられると思います。



一応右斜め手前からも写してみました。
まあ、雰囲気はわかりますかね?



こちらが、真正面の祠堂(の跡)です。



基礎と丈夫なフレームの部分と、まぐさ石ぐらいしか残っていませんが、ところどころにレリーフが残っていて、雰囲気ありますね。



でも、入口の手前にこんな柵がついていまして…
目的は、足元のレリーフ保護だとは思いますが、こんなのがあると、ここから上がれませんよね〜



まぐさ石はなかなか見事ですね。
(でも本物かレプリカか見分けられませんけど)



ということで、脇から内部に侵入してみました。
多少は奥行きがあるようで、通路の先には何かの塊がありますね。



これは…
当時ナンディン(シヴァ神の乗り物の牛)だった物体でしょうかね?



で、その先には…
いつものヤツが見えてきましたよ。
でも、その前に〜



上をよく見ると、こんなところにもまぐさ石が。



最奥には、やはりヨニが安置されています。
しかし、上に乗っているのはリンガではなく、皆様からのお供え物…
仏教ならいいんですが、ヒンドゥーとしてはどうなんでしょうね?



こちらは、左側の祠堂です。
こちらも、土台とフレームとまぐさ石で構成されているのは同じようです。



まぐさ石はこんなんです。



内部は…
なんかヨニがあった形跡があるのですが…
現在は、何もありません。
何もないんで、当然タンブーンもされた形跡ありませんね。



で、中央祠堂との隙間を奥に入ったところから、入口の方向を眺めて見ました。
左側は、中央祠堂の側面(南側)です。
よく見るとここにもまぐさ石あるんですね。



アップです。
なんか、みんなカーラ(ラーフ)が中央下に陣取っているんですね。



こちらが最奥にある裏口です。
たかが裏口とはいえ、それなりに規模がありますね。



内部はこんな感じで…
レンガで構成されていますが、なかなか雰囲気ありますかね?



裏口側から、中央祠堂を見てみました。
逆光なのが残念ですが、なかなかじゃないですかね。



さらに周って、これは中央祠堂側面(北側)のまぐさ石です。



で、こちらは右側(北側)の祠堂です。
やはりフレームと壁の一部しか残っていませんね。



内部も、左の祠堂と同様、ヨニがあったであろう基礎だけが残っています。



そこから、中央祠堂前方を眺めて見ました。
中央祠堂とその他では、だいぶ扱いが違うのか、下部のレリーフまで修復されています。



さて、2周目に突入…
は言い過ぎですが、最初の入口から右手の位置にある、経藏と思われる建物です。
これは他と違って、ラテライトの壁で構成されているようです。
作られた時代が違うのか、修復が適当なのか…



内部はからっぽで、なぜか石畳になっています。
さすがにこれは現代アレンジでしょう。



経藏を裏から(遺跡自体でいうと正面側から)見た図です。
見事なぐらい、徹底してレンガは使用していないようです。



上部には、窓のスリットも残っています。
というか、経藏にはこれ以外レリーフなしです。



こちらは経藏の反対側の建物です。
まあ、特筆すべきところはありませんね。



最後に…
もう一度、今度は経藏側からのパノラマビューです。
祠堂とかもう少し復元されれば言うことないんですけどね。



Apr./'12
★★★☆☆:その県に行ったらぜひ!県を代表するスポットです。
寸評
少なくとも、ロイエット随一の規模のクメール遺跡なんで、当然の評価ですし、その評価に恥じない規模を誇っています。
ただ…
最初に書いた通り、ここに行くルート、結構わかりにくいですし、幹線道路からは離れているので、行くのはなかなか難しそうです。

Google earth 座標(分かるやつだけね)

 15°34'34.81" N
103°40'33.71" E

 
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